お葬儀コラム
現在、「直葬」と共に増えてきている「永代供養」についてお話いたします
永代供養墓は、お墓参りをできない人に代わり、お墓の管理者や寺院方が遺骨を供養管理してくれるお墓のことを指します。
本来、先祖代々のお墓があり、継承し家族が管理していくことが当たり前でした。しかし核家族化による跡継ぎ不足、親が子供に迷惑をかけたくないという風潮、重ねて新型感染症によるあらゆる物事の簡素化が加速し、お墓での遺骨管理の概念が薄れてきています。
一般的なお墓の場合、清掃や彼岸やお盆の墓参りは家族の大事な役割です。またお墓にかかる管理料や、お盆や回忌法要などでの寺院へのお布施も必要になってきます。またお墓は継承していくものですので、継承をだれにするかなどの問題も発生します。
一方、永代供養であれば、お墓の掃除は管理者が行ってくれ、彼岸やお盆では合同で法要を開催してくれます。開催したとの連絡なども逐一あるので、必ずしも出席しなくてもよいとされています。また年間の管理料を取らないケースがほとんどですので費用も節約できます。継承も必要ありません。
そういった理由で永代供養を選択される方が多くなってきました。さて永代供養にはどのような種類があるのでしょうか。 主に ①合葬・合祀墓 ②納骨堂 ③樹木葬 ④個人墓 の4つに分けられます。簡単な説明は以下の通りですのでご参考にしてください。
永代供養の主な種類
① 合葬・合祀墓
永代供養墓に親族問わず皆一緒に供養されます。費用相場は5~20万円
② 納骨堂
ロッカー式や自動搬送式等があり、遺骨1霊に対し個別で供養されます。
費用相場は30~100万円
③ 樹木葬
樹木を墓標とした供養で、個別に一本植樹するタイプと一本の大きな樹木の周りに納骨するタイプに分かれます。費用相場は30~70万円
④ 個人墓タイプの永代供養墓
一般的なお墓の形や仏壇の形をした個人墓です。前者は屋外・後者は屋内で管理されます。費用相場は100~200万円
※費用相場はあくまでも目安ですので、その霊園や納骨堂によって差があります。契約期間が過ぎれば最終的には「合祀」になるケースもあるので、購入・申し込みの際にはよく確認してから契約することをおすすめいたします。
弊社でも永代供養プランの取り扱いをしています。また供養の形についてのご相談も多数お寄せいただいております。資料が必要な方やご相談希望の方は気軽にお問い合わせください。弊社の葬祭ディレクターが丁寧にわかりやすくご説明させていただきます