お葬儀コラム
大切な人を偲ぶ遺影写真の準備とは?起源や選び方のコツを分かりやすく解説
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遺影写真とは
遺影写真は、葬儀の際に祭壇に飾られる故人様のお写真のことをいいます。葬儀が終わった後は、ご自宅の仏間や祭壇に祀り、故人様を穏やかに偲ぶための大切な役割を担います。
宗教的な決まりはありませんが、現代の葬儀においては欠かせないものとして広く認識されています。しかし近年では、直葬(火葬のみのシンプルな葬儀)や簡易的な葬儀など、形式にとらわれないお見送りが増える中で、遺影を省略されるケースも見受けられるようになりました。
遺影写真の始まりと歴史
遺影写真は日本独自の風習といわれており、その起源については諸説あります。はっきりとした時期は分かっていませんが、江戸時代に流行した死絵(しにえ)という浮世絵が始まりのひとつと考えられています。当時は亡くなった歌舞伎役者などの有名人を偲び、その冥福を祈るために販売されていました。
時代が移り変わっても、大切な方や愛する人を身近に感じていたいという願いは変わりません。遺影写真は今も昔も、人々の想いをつなぐ手段としての役割を担い続けています。
納得のいく遺影写真を選ぶためのポイント
遺影写真を選ぶ際の主なポイントは、服装、表情、撮影時期、ピントそして背景の5つです。
服装
服装については、かつては黒い紋付やスーツに加工するのが主流でしたが、現在は加工を希望される方は少なくなりました。その方らしさが伝わるよう、普段着やお気に入りの服で写っているものを選ばれることが多くなっています。
表情
表情は、緊張した硬いお顔よりも、少し微笑んでいるような柔らかな表情が好まれる傾向にあります。
撮影時期
撮影時期についても、ご遺族様にとって最も思い出深い時期のものを選ばれるのが良いでしょう。
ピント
ピントに関しては、技術の進歩によりある程度の修正は可能になりましたが、やはり元のお写真のピントがしっかり合っているほうが、より綺麗に仕上がります。
背景
背景は、葬儀社が用意する多彩なパターンから選ぶことができます。ご本人の人柄に合わせた背景を添えることで、より温かみのある一枚になります。
生前からの準備と撮影の広がり
最近では、スマートフォンやデジタルカメラの普及により、日常の中で自然な写真を残す機会が増えました。何気なく撮ったスナップ写真を遺影に使用される方も多くなっています。デジタルのデータを活用することで、より鮮明に仕上げられることも理由のひとつでしょう。
良い写真を用意するためには、日頃からお出かけの際の楽しそうな表情や、リラックスした姿を積極的に撮っておくことが大切です。スマートフォンの連写機能や色彩調整などを活用しながら、素敵な瞬間をたくさん残しておきましょう。
また、フォトスタジオなどで生前に遺影用のお写真を撮影しておく方もいらっしゃいます。お気に入りの衣装を身にまとい、プロのヘアメイクとカメラマンの手によって撮影された最高の一枚を準備しておくことも、ご自身やご家族にとって安心感につながる素敵な選択です。
最後に
直葬や小規模な葬儀が増える中で、遺影写真を用意する意義が以前よりも薄れていると感じることもあるかもしれません。大切な方の写真はスマートフォンの画面の中にたくさん保存されていることでしょう。
しかし、その中の一枚を形として残し、最後のお別れの場に掲げることは、深い供養のひとつになります。もちろん、状況は人それぞれですので無理におすすめするものではありません。
それでも、遺影写真が葬儀の中心となり、残されたご家族の絆を再確認するきっかけになるのではないかと私たちは考えています。最期のお見送りのあり方を考える際の一助となれば幸いです。
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